
☑スポーツ中に足を捻った
☑段差で躓いた
☑バランスを崩し足を挫いた

ポピュラーな外傷で年齢問わず起こります。
しかし、足関節捻挫は放置すると予後(怪我が治癒した後)が悪くなりパフォーマンスの低下や治癒したにも関わらず疼痛が残存しているという方5~33%いるというのがシステマティックレビューと言われる信頼性の高いエビデンスでも紹介されています。
つまり、捻挫だから放置をしていると競技に復帰した後にパフォーマンスが下がったり、痛みが残り続けるという事が起こります。

・内反捻挫
足首を内返しし捻挫してしまう外傷で最も多いです。
この時に損傷する靭帯が外くるぶしから距骨まで付く靭帯部分です。
Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度損傷と段階的に重症度が異なってきます。
Ⅰ度では前距腓靭帯の部分断裂 治癒期間2週間
Ⅱ度では前距腓靭帯の完全断裂 治癒期間2.3か月
Ⅲ度では前距腓靭帯と踵腓靭帯の完全断裂 治癒期間3か月以上
になります。
・外反捻挫
内反捻挫よりかは多発しませんが、スポーツなどの場面ではコンタクトスポーツなどで相手が不意にぶつかってきてバランスを崩し怪我をすることもあります。
そして、注意しないといけないのが骨折を伴う事も多いという事です。
・脛腓靭帯損傷
膝から下にある二本の骨の間の靭帯部分が損傷する事で相手の足の上に着地してしまった場合に起こりやすい外傷になります。
脛腓靭帯が損傷すると荷重をかけた際に骨の間が広げられるために歩行が困難になります。
治癒までに半年かかると言われています。

捻挫をした場合一番最初に行なうべきは皆さんアイシングを思い浮かべると思いますが、
足関節捻挫の研究を行っているアメリカ理学療法協会では
急性期・亜急性期では軽度の場合は自動運動や軽い固定になります。
重度の場合は硬質の固定具で受傷後10日間までは固定が大丈夫です。
今まではアイシングを推奨されていましたが、予後が悪くなるという事であまり推奨はされなくなりました。
そして、圧迫固定は骨折を伴わない場合はある程度可動性を確保した状態での固定をおススメします。
そうすることで治癒後の可動域制限が最小で済みパフォーマンスを落とすことなく競技復帰できます。

捻挫後はできるだけ早く医療機関に受診し、出血を抑え引かせるようにした方が良いです。
皮下出血が長い間残ると他の組織との癒着を起こし足首の可動性が著しく下がる傾向があるからです。
当院では、特殊微弱電流機器エレサスを用いて炎症を早期に引かせ細胞の回復力を促進し、治癒期間を大幅短縮することができます。

あなたの足関節捻挫の改善をお手伝いができるよう心よりお待ちしております。
