


【足底腱膜炎】について
最近、マラソンやウオーキングを始めたんだけど、足が痛くなってしまった?!
あまり動かしていなかった足を急に動かしておりませんか?
☑足の裏が痛い
☑朝起きたら急に足の裏が痛く少し動くと治る
☑急にランニングを始めた
こんな症状で悩んでいませんか?
それは足の裏の痛みでよく耳にする【足底腱膜炎】かもしれません。
足裏の痛みの正体:足底腱膜炎
慢性的な腰痛や肩こりに悩む方は多いですが、意外にも足裏の痛み、特に「足底腱膜炎」が全身の不調の原因となっていることもあります。当院には、病院や整形外科などに通っても痛みが改善しない方や、痛み止めで何とか我慢している多くいらっしゃいます。当院はそのような患者さんの悩みを根本から改善することを目指しています。
足裏の痛みと聞くと、安静にしていれば治ると考える方もいるかもしれません。しかし、使いすぎによる炎症が起きている場合は、一時的な安静で痛みが引いても、根本的な解決にはなりません。痛みを放置していると、足の使い方に偏りが生じ、その結果、膝や腰など他の部位に負担がかかり、新たな痛みを引き起こすことがあります。実際、腰痛に悩む方の中には、足底腱膜炎が根本的な原因となっているケースも多く見られます。足底腱膜炎を放置すると、将来的にさらに深刻な問題につながる可能性もあるため、早期に適切な処置と根本的な治療を行うことが重要です。
どうして足底腱膜炎がどうして起こるのか?
足底腱膜炎の隠れた原因:現代の足の使い方の変化
足底腱膜炎は、「使いすぎ」によって炎症が起きるという見方をすると、筋トレに例えると分かりやすいです。
例えば、20kgの重りを両手で持てる人が、急に80kgの重りを無理に持ち続けようとすれば、腕の筋肉に無理が生じて痛みが発生します。これを足底腱膜炎に置き換えると、【短趾屈筋(たんし くっきん)】という筋肉が働きすぎている状態であると言えます。なぜ短趾屈筋が働きすぎるのか、その背景には足の構造と歩行メカニズム、そして現代人の足の使い方の変化が関係しています。
私たちは歩く際に、かかとから着地し、足全体が地面につき、最後に親指の付け根で地面を蹴り上げます。この蹴り上げる瞬間に、足の指の骨と、それらを動かす3つの関節と筋肉が連動して体重を支えています。(※巻頭の写真をご覧ください)
しかし、足底腱膜炎を発症している方は、足の「虫様筋(ちゅうようきん)」という筋肉がうまく使えていないことが多く見られます。
なぜでしょうか?
昔の日本人は、草履を履いて、でこぼこした地面を歩いていたと思います。しかし、現代では平らなアスファルトの道を歩くことが多いです。更に、靴を履いております。
つまり、昔は足の指を全て使い、しっかりと地面を掴むように歩いていました。今はきれいに整地された道路や
靴のおかげで、指先の関節だけで歩けるように変わってきました。
①足の指を曲げる(地面を掴む)様な歩きが減っている。故に、必要な筋肉(虫様筋)を使っていない。
②足の指を曲げずに済むので、他の筋肉が過剰に働いてしまい、痛みが生じる
これが足底腱膜炎が生じる根本的な原因です。
日々、どのようにケアをすればいいのでしょうか?
足底腱膜炎の根本的な解決策は、過剰に働いている筋肉(短趾屈筋)を休ませるだけでなく、本来使うべき筋肉(虫様筋)を正しく使えるようにすることです。痛みを取ることも大切ですが、根本的な改善には、筋肉を正しく使う運動療法が必要です。
厚生労働省が発表しているガイドラインには、慢性的な痛みに対しては、薬や手術よりも「運動療法」が最も高い科学的根拠を持つ治療法であるとされています。運動療法は、単に筋肉を鍛えるだけでなく、筋肉のバランスを整え、使いにくい部分を適切に使えるようにすることで、負担がかかっている部分の痛みを軽減するという考え方に基づいています。
巻頭の写真を見ながら一緒にやっていきましょう。
①指先が曲がらないようにしながらMP関節(親指の付け根の関節)だけを曲げる運動
②足の指の間を広げる運動
最初は難しいと感じるかもしれませんが、継続することで徐々にできるようになります。正しい足の使い方を身につけ、筋肉や関節を活性化させることで、足底腱膜炎の痛みを軽減し、全身の健康へと繋げていくことができます。
もし、ご自身でやってみてもうまくいかない場合は、是非当院へご相談ください。当院では、慢性的な痛みでお悩みの方のために、適切な指導を行っています。お一人おひとりの状態に合わせたサポートで、痛みの根本改善を目指します。
