スポーツによるケガ(スポーツ外傷)は、老若男女を問わず、あらゆるスポーツで起こります。
スポーツによるケガには、「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」の2種類があり、「スポーツ外傷」は足をひねったり、ひねったことが原因で足首が腫れてきたというような、明らかな受傷原因があるものをいいます。外からの衝撃や力が加わることで発生する「骨折」「捻挫」「打撲」「挫傷」「軟部組織損傷」などを指します。
これに対し「スポーツ障害」は、スポーツによって身体を使い過ぎたときに起こる「疲労骨折」や「血行障害」などを指します。
急性のスポーツ外傷の場合は、「安静(Rest)」「冷却(Icing)」「包帯やテーピングでの圧迫(Compression)」「患部を心臓より高い位置に挙げる(Elevation)」のRISEが基本となります。
ケガの状態や状況を診ながら、これらを組み合わせて治療していきます。
ケガによっては、手術やギプス固定が必要なものもありますが、多くはRISEを基本とした保存的治療で少しずつ炎症がおさまり、痛みが引いていきます。
当院では、炎症が引いた後、「筋膜リリース」「包帯」「テーピング」「超音波」などを用いて、患者様の状態・状況に応じて適切な治療をさせていただきます。
軽い症状でも、しっかり治療しておかないと、ケガをしやすい状態が続くため、治り切るまでに時間がかかる「スポーツ障害」に移行することもあります。
完治まで根気強く治療することが大切です。
また、普段から身体のメンテナンスをおこない、筋肉を柔らかく保ち、関節の可動域を広げておけば、ケガをしにくい身体を作ることができます。
仮にケガをしてしまっても、ケガを最小限に抑え、比較的早期に改善することが可能になります。
当院では、身体のバランスを整えケガをしにくい身体づくりのお手伝いもおこなっています。
ケガや身体に違和感がある時は、早めのご来院をお勧めいたします。