「肩」「首」に悩みがある方は、肩が「内巻き」や「猫背」になっている場合がほとんどです。
内巻きになる原因としては、大胸筋など、身体の前面にある筋肉が硬くなることが考えられます。肩が内巻きになると同時に胸椎は湾曲が強まり丸くなって猫背となります。
結果として「スマホ首」「ストレートネック」といわれる状態になります。
この状態になると、首が通常よりも前に突き出した形となるので、本来骨で支えることで安定する頭の重さを首の筋肉で支えなければならず、首の筋肉に過度な負担がかかり筋疲労となります。
また、内巻きの状態で過ごしていると、肩を動かす際、本来当たるはずのない上腕と肩甲骨に筋肉が挟まれることが繰り返されることになり炎症が起こります。
結果「四十肩」「五十肩」といった疾患になります。
四十肩などの炎症期に対しては「超音波」「高電圧」「微弱電流」を組み合わせて治療出来る「コンビネーション治療器」を用いて傷ついた組織に直接刺激を与え、痛んだ部分を早期に修復していきます。
炎症期に肩を動かすと、炎症が収まらずに夜間痛が長引く可能性があるので手技は行いません。
炎症期が過ぎ、症状が落ち着いてきたら(または炎症を伴わない肩首の痛み)に対して、肩の内巻きの原因である、大胸筋などの体の前面にある筋肉のリリースを行います。また、背面に関しては緩めるだけででなく、筋肉の働きを促進させる施術をしていきます。
気づきにくいですが、肩を動かすときには肋骨も同時に動いています。
そのため、肋骨の動きを取り戻すために呼吸調整を施し、猫背の改善をします。肩や首に負担のかからない正しい姿勢ができてくると、肩甲骨も動き出し、痛みが改善されていきます。
長年の生活習慣によって歪んだ身体は、短期間では元に戻りません。
3回、5回と施術を繰り返すと、身体に正しい姿勢が定着しどんどん症状が改善してきます。まずは、3回の通院をお試し下さい。